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新製品のご案内

新製品のご案内

オシャレは足元から

いつからこの言葉が使われるようになったのかは定かではございませんが、この言葉を信じて生きてきました。

学生時代はスニーカーに興味を持ち、球技においては下手の横好きを地で行っておりましたが、シューズの輝きは間違いなく世界レベルであったと自負しております。

年齢を重ねた今も、靴への偏愛は変わらず、靴箱はラッシュアワーの東西線そのもの。

乗り物趣味に関しても同様でして、靴は乗り物ではホイールに該当します。

モータースポーツを嗜んでいた頃は、車庫にタイヤホイールセットが入りきらず、自室にまでホイールセットを持ち込んで、持ち主よりもホイールセットの方が部屋のスペースを占有しておりました。

気に入ったホイールに関しては、同じ銘柄のホイールを複数セット持つ生活を送った事もございます。

自転車においては、ホイールはフレームセットと同水準の重要度を持ちます。

それは、機能的にも、ルックス的にも。

今回、リリースするホイールはSIXTH COMPONENTSのCYCLONEでございます。

前作ではホイールの高速回転域での性能を重視した設計を致しましたが、本作では純粋にストリートでの性能を追求致しました。
ストリートでの性能において重要な点は、ストップ&ゴーにおけるレスポンス、耐久性、予測できない横風への対処、何よりも魅せる事です。
レスポンスはユニット重量の軽量化(前後セットで、前作比-500g)と使用するベアリングの見直し、耐久性はタイヤ取り付け部の構造の見直し、予測ができない横風はスポークデザインの見直しによって、スポーク間を抜ける風をスムーズに反対側に抜く事により安定感のある走行を実現可能としました。そして魅せる性能に関しては、感覚でカッコいいと思えるデザインを施しております。洋の東西、老若男女問わず、このホイールがスペシャルである事がわかるオーラを持つホイールです。

本作は一般的なロードレースにおいてはレギュレーションの関係上、使用できませんが、レギュレーションという雑念を取り除いた事により、ピュアなドレスアップホイールに仕上がっております。
性能だけでない、ルックスだけでもない。
新機軸の自転車文化を切り開く、オトナの玩具にご期待下さい。

さて、上記はプレスリリースで使用した文章を貼り付けましたが、せっかくのブログなので、もう少し突っ込んだお話を致します。

カーボンコンポジット ホイールをストリートで使用される方は圧倒的なマイノリティです。

自転車業界はUCIレースを基軸としているので、単純に馴染みが無いからなのですが、原宿の店舗でお試し頂いた多くのお客様が新しい自転車の喜びを発見され、素敵な笑顔を見せて下さります。

その笑顔を拝見しておりますと、ROCKBIKESを生業にしていて良かったなと実感するのですが、通常のスポークホイールとは比較にならないルックス、独特の風切り音、質感をお楽しみいただけるホイールでございます。

ルックスの良いスポーク組のホイールもございますが、音を楽しめないのは非常に勿体無い事です。目で見た記憶は失いやすいですが、耳をはじめとする他の器官も動員して得た記憶は永く残ります。

つまりそれは、そのホイールが、心に残るか否かの問題になるのです。

せっかく自転車をホビーとしてお楽しみ頂くなら、楽しい時間を良い記憶として皆様の心に刻み込みたいと思うのは、一介の自転車メーカーとして欲張り過ぎでしょうか。

もしくはずっと弊社を覚えていて欲しい、という執着心なのかも知れません。

弊社のコンポジットホイールのラインアップは今までもルックスとレースでも使用できる性能のバランスを見ておりましたが、今回のホイールは完全にストリートに振り切った製品でございます。

派手なだけでなく、大人が恥をかかない為のディテール、品質を持っておりまして、ムダを楽しむことができる、精神的な余裕をお持ちの方にオススメするホイールです。

靴もそうですが、機能性一辺倒の靴しか持っていないよりは、色んなシチュエーションに対応しつつ、オーナー様のブレないスタイルが薫ってくるラインアップを持っている事がカッコいいのであります。

カッコつける事に価値観を見出せない方もいらっしゃるでしょうが、それはそれで一つの生き方です。

酔狂や伊達に生きるアナタに、SIXTH COMPONENTSを。


 

2018-03-30 21:45:00

Sixth components   |  コメント(0)

 

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