私がROCKBIKESを始めた理由。
それは、世の中の所謂「スポーツバイク」の在り方があまりにも画一的で面白みが無いように感じたからです。
レースフィールドを頂点とした「戦う為の機材」には、
その贅肉を削ぎ落とされた「機能美」という美しさが宿っています。
しかしそれは頂点のほんの一部分のみのこと。ピラミッドの中段から下段にいくにつれて、
その美しさは同じベクトル上を「コストカット」と言う大義名分を引き連れて急降下していきます。
「機材」としてのレーシングマシン以外は、予算が潤沢に有るわけでは有りませんので、
コストを意識することは当然のこと。
問題はその方向性だと私は考えます。
所有される方が納得できる「機能」と「カタチ」と「価格」。これらを再度バランスさせることにより、
新たな価値観の「カッコいいバイクが生まれる」と、そう信じています。
先人達が100年以上かけて紡いで来た「スポーツバイク文化」と言う歴史に疑問符を投げ掛け、
「カッコいいバイク」を再定義していきたい。
それこそがROCKBIKESの探し求める理想形なのです。